人間は推理する葦である 人間は推理する葦である あなたを夢中にさせた素敵な推理小説の書評を募集しています。 お気に入りの推理小説を200〜800字で紹介してください。 当書房編集部で選考の上、当コーナーにて紹介させて頂きます。 送り先はコチラ
人間は推理する葦である 日本推理小説事始(3) 「新青年」が創刊されたのは、大正9(1920)年、おりしも黒岩涙香がこの世を去った年であった。「新青年」の初代編集長の森下雨村は愛読する探偵小説を雑誌の目玉にと考え、翻訳ミステリの掲載に力を入れたが、ある人物の出現によって、日本人による創作... 2025.06.02 人間は推理する葦である
人間は推理する葦である 日本推理小説事始(2) 黒岩涙香の翻案した海外探偵小説が新聞で人気となると、他の新聞社もこぞって探偵小説を連載し、明治20年代半ばには探偵小説のブームが起こってゆく。当時の人気出版社春陽堂が明治26(1893)年に始めた「探偵小説」シリーズは、翌27年の2月までに... 2025.05.18 人間は推理する葦である
人間は推理する葦である 日本推理小説事始(1)番外編 山田風太郎の明治もの、開化小説とも呼ばれる作品に、黒岩涙香を主人公にした短編がある。「明治バベルの塔」という作品で、萬朝報の社長である黒岩が読者数を増やすために、懸賞金を付けたカタカナ暗号文の謎解きを萬朝報に掲載するのだが、その暗号文がまき... 2025.05.05 人間は推理する葦である
人間は推理する葦である 日本推理小説事始(1) 「推理小説の父」、そう呼ばれているのは黒岩涙香、新聞「萬朝報」(1892~1940)の創刊者である。海外ミステリー好きであった黒岩は、三千冊もの原書を読破していたという。萬朝報を創刊する前より新聞社で働いていた黒岩は、海外の探偵小説の翻案を... 2025.04.28 人間は推理する葦である