anjinho

蔦文蔵's EYE

レコードに針を落とすとき

近年、LPレコードの人気がうなぎ上りだ。CDが登場する以前は、私もレコードを聞いていて、学生時代は200枚近くコレクションしていた。ロックとジャズが主だったが、ジャケットに描かれている絵やイラストなどに惹かれ、いわゆるジャケット買いをしたレ...
人間は推理する葦である

名探偵登場・海外篇(5)

エラリー・クイーン。名探偵にして推理作家。1905年、ニューヨークのマンハッタンで生まれる。父親はニューヨーク市警の警視リチャード・クイーン。ハーヴァード大学法学部を卒業してまもなく父に協力して、「ギリシア棺の謎」として紹介される殺人事件を...
人間は推理する葦である

名探偵登場・海外篇(4)

エルキュール・ポワロ。ベルギー人の私立探偵。ブリュッセル市警に在職中の1904年、ロンドン警視庁のジャップ警部との合同捜査で国際的な通貨偽造事件を解決。1909年には、フランスの警察に協力し、国際的な犯罪者アルラタ男爵を逮捕し名を上げる。警...
人間は推理する葦である

名探偵登場・海外篇(3)

ブラウン神父は、イギリスでは少数派のローマン・カトリックの司祭。アメリカに滞在し、シカゴ刑務所のカトリック信者のために礼拝堂付き司祭を務めた後、英国エセックス州コボウルの教区僧、キャンバーウェルの聖フランシスコ・ザビエル派教会を経て、ロンド...
蔦文蔵's EYE

「推理小説」を題材にした推理小説

英仏どちらの国にも、「推理小説」を題材にした人気の推理小説がある。イギリスのアンソニー・ホロヴィッツの「カササギ殺人事件」とフランスのピエール・ルメートルの「悲しみのイレーヌ」だ。どちらの作品も翻訳され、日本のミステリーファンにも人気の作品...
人間は推理する葦である

名探偵登場・海外篇(2)

シャーロック・ホームズ。世界の名探偵の元祖は、1854年1月6日英国生まれ。オックスフォード大学在学中の1874年7月、同級生の依頼で「グロリア・スコット号」事件を手がけ、初手柄。77年6月、ロンドンに探偵事務所を開設するも暫くは閑古鳥が鳴...
人間は推理する葦である

名探偵登場・海外篇(1)

オーギュスト・デュパンは、エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」以下三つの事件に登場するフランス人の探偵。名家の出身だが、親譲りの財産を頼りにつつましい生活をしている。作者のエドガー・アラン・ポー(1809~1849)は、アメリカの詩人...
蔦文蔵's EYE

紫金陳の魅力

中国の紫金陳の「悪童たち」がハヤカワ・ミステリ文庫で2021年に刊行されたが、すでに目を通されて衝撃を受けた方も多いのではないだろうか。少年による犯罪を倒叙形式で描いたものだが、情報統制の厳しい中国らしからぬ、社会の暗部に目を向けた題材とス...
蔦文蔵's EYE

日航ジャンボ機墜落の謎

1985年8月12日、日本航空123便が群馬県多野郡上野村の高天原山中、通称御巣鷹の尾根に墜落した。あれから40年。この墜落を巡って、さまざまな書籍が出版されてきた。それは、墜落に関する政府の事故調査報告書と相容れない証言や目撃情報が多く出...
人間は推理する葦である

名探偵登場・国内篇(3)

400のトリックを持つ男と言われた鮎川哲也(1919~2002)の作り出した、アリバイ崩しの名手が鬼貫(おにつら)警部。警視庁刑事部捜査一課の警部で、主に丹那(たんな)刑事とコンビを組む。戦前の満州国を舞台とした「ペトロフ事件」で初登場。登...
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