名探偵登場・海外篇(2)

人間は推理する葦である

 シャーロック・ホームズ。世界の名探偵の元祖は、1854年1月6日英国生まれ。オックスフォード大学在学中の1874年7月、同級生の依頼で「グロリア・スコット号」事件を手がけ、初手柄。77年6月、ロンドンに探偵事務所を開設するも暫くは閑古鳥が鳴く状態が続く。81年1月、友人の紹介でジョン・H・ワトソン博士と出会い、ベーカー街221Bに部屋を借りて共同生活を始める。83年3月に「緋色の研究(習作)」事件、4月に「まだらの紐」事件を解決し、助手兼記述者のワトソン博士のおかげもあり探偵としての名声が高まる。91年5月、犯罪王ジェイムズ・モリアーティ教授とスイスのライヘンバッハの滝で決闘を行い、二人とも滝壺に転落するが死体は上がらなかった。そして3年後の94年4月、「空家の冒険」で奇跡的な復活を遂げる。1903年に引退してサセックス高原で養蜂家になるが、さらに二つの事件を解決。1957年に103歳で没したとされている。

作者のアーサー・コナン・ドイル(1859~1930)は英国の作家。エディンバラ大学医学部時代に出会ったジョセフ・ベル教授が、のちの名探偵ホームズのモデルと言われている。1882年、ポーツマスで医院を開業したが患者が来ないので閑つぶしに冒険小説を書き始める。1891年、ロンドンで眼科医を開業するが、やはり患者が来ないので医師を諦め文筆業に専念し、シャーロック・ホームズを誕生させた。(anjinho)

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