1985年8月12日、日本航空123便が群馬県多野郡上野村の高天原山中、通称御巣鷹の尾根に墜落した。あれから40年。
この墜落を巡って、さまざまな書籍が出版されてきた。それは、墜落に関する政府の事故調査報告書と相容れない証言や目撃情報が多く出て来たからだった。在日米軍は墜落現場をすぐに把握し日本側に連絡していたのに、なぜ政府は墜落場所を不明と発表したのか。当時の中曽根首相はなぜ墜落現場に出向かずに東京女子医大に入院してしまったのか。他にも多くの様々な不自然な状況があげられ、また当時、相模湾で日米合同軍事演習が行われていたことから、その演習用のミサイルによる墜落説なども出て、現在も墜落については修理ミスによる単純な事故ではないと多くの人々によって語られている。
宗谷圭介の著書「フェイク・ワールド」は、この墜落を取り上げ、同時代に起きたロッキード事件と絡めてミステリー小説にしている。アメリカでは、軍のミサイルによる民間旅客機の墜落事故が起き、当初その事実が隠蔽されたことがあったが、後に明らかになった。果たして日本は…。(蔦文蔵)
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